HOME市議会議案・議決結果等平成26年12月定例会議 市長の議案説明

平成26年12月定例会議 市長の議案説明

平成26年12月定例会議

議員各位におかれましては、師走に入り、公私ともご多忙の中、12月定例会議にご参集いただきまして、厚くお礼申し上げます。

さて、先月21日の衆議院解散により、今月14日に執行される衆議院議員選挙は、今後の経済・財政政策のあり方が争点となる重要な選挙であり、国民生活はもとより、地方財政への影響も少なくないと考えられます。

本市の新年度予算については、小松島南中学校等の普通建設事業や、「子ども・子育て支援新制度」の導入等に加え、総選挙を受けての国の予算編成作業となることから、「地方財政計画」の動向や、地方創生関連の予算・政策等も、現段階では見通しが不透明でありますが、可能な限りの情報収集に努めてまいりたいと考えております。

また、「小松島市ふるさと応援寄附金」、いわゆる「ふるさと納税」につきましては、今年度は既に800件以上の申し込みをいただいており、多くの方がこまつしまを応援してくださることを、心より感謝いたします。

寄附をいただいた皆様には記念品として、本市の季節の特産品を詰め合わせた「こまつしまふるさとパック」をお贈りしておりますが、今年度は期間限定で小松島市生物多様性農業推進協議会が認証した特別栽培米、「いのち育むたんぼ米」を採用したところ、大変好評でございました。

今後におきましても、様々な機会を通じて本市の魅力を発信し、さらに多くの方々に応援いただけるよう、努めてまいりたいと考えております。

それでは、本日提出しております議案につきまして、概要をご説明いたします。提出議案は、予算案6件、条例その他の案件16件の計22議案、報告7件であります。なお、会議期間中に追加予定の議案もございますので、あらかじめご了承をいただきたいと存じます。

議案第75号の平成26年度小松島市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出とも8億8千879万5千円の追加補正であります。

歳出の主なものについて、概略をご説明いたします。

義務的経費といたしまして、人件費では、当初予算編成後における配置転換、及び本年度の人事院勧告に基づく給与改定等について、それぞれの費目に所要の措置を講じております。

扶助費では、障がい者総合支援費、重度心身障害者等医療費に所要の補正をいたしております。

公債費では、平成16年度に借入れた臨時財政対策債にかかる借換え等について、所要の措置をいたしております。

普通建設事業といたしましては、補助事業で、小松島南中学校飲料用耐震性貯水槽設置工事及び木造住宅耐震事業、単独事業では、小学校5校にタブレット端末を導入する学校情報通信技術環境整備事業、市立体育館の駐車場用地購入費、市営プールの改修設計費等に所要の補正をいたしております。

その他経費といたしまして、補助費等では、小松島市ふるさと応援寄附の寄附額が増加したことに伴う記念品等報償費、私立保育所保育士等処遇改善補助金、今夏の台風による被災者支援として県とともに実施する生活再建特別支援助成金、及び、被災農業施設の復旧経費を補助対象とした経営体育成支援事業等を計上しております。

物件費では、防災資機材の購入費、市民のレクリエーションの場の創出や防災空間の確保を目指して、体系的な公園・緑化施策に取り組むための指針となる「緑の基本計画」策定に向けた調査費、小学校教科書の改訂に対応するための教師用教科書購入費、徳島県知事・県議会議員一般選挙の事前準備に要する経費等を計上しております。

維持補修費では、公立保育所や、みなと交流センター等の修繕費、道路補修費及び排水機場の改修費等を計上したほか、繰出金では、後期高齢者医療特別会計、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、公共下水道事業特別会計の補正にあわせ、所要の措置をいたしております。

これらの歳出に充てる財源につきましては、地方交付税及び寄附金を一般財源の原資とし、特定財源には、国・県支出金、地方債、財産収入を計上いたしております。

これらによりまして、当初からの累計予算額は、157億6千259万8千円となっております。

議案第76号の平成26年度小松島市競輪事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出とも7千921万5千円の追加補正でありまして、人件費及びシステム改修費、基金積立費等に所要の補正をするものであります。

議案第77号の平成26年度小松島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出とも591万5千円の追加補正でありまして、後期高齢者医療広域連合負担金及び人件費等に所要の補正をするものであります。

議案第78号の平成26年度小松島市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出とも9千304万4千円の追加補正でありまして、療養給付費等の保険給付費にかかる経費を計上したほか人件費等に所要の補正をするものであります。

議案第79号の平成26年度小松島市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出とも3千804万1千円の追加補正でありまして、人件費及びシステム改修費及び平成25年度国庫・県費等に係る精算償還金等に所要の補正をするものであります。

議案第80号の平成26年度小松島市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出とも8万7千円の減額補正でありまして、人件費に所要の補正をするものであります。

議案第81号から議案第86号までにつきましては、平成26年度人事院及び徳島県人事委員会の給与勧告に基づく所要の改正であります。

議案第81号の小松島市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例、議案第82号の小松島市長及び副市長の給与条例の一部を改正する条例、議案第83号の小松島市教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、いずれも期末手当の支給割合の引き上げを行うものであります。

議案第84号の小松島市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例につきましては、期末勤勉手当の支給割合の引き上げ、給料表の改定、各種手当等の改正を行うものであり、続く議案第85号の小松島市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例、議案第86号の小松島市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例につきましても、国及び県の給与勧告に基づき、所要の改正を行うものであります。

議案第87号の小松島市職員の配偶者同行休業に関する条例につきましては、職員の配偶者が外国に勤務することとなり、職員が同行する場合について、3年を上限として休業できる制度を設けるものであります。

議案第88号の小松島市行政手続条例の一部を改正する条例につきましては、行政運営の公正の確保を図るため、所要の改正を行うものであります。

議案第89号の小松島市消防団員等の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、児童扶養手当法が改正されたことにより、条例において引用する条数を改正するものであります。

議案第90号の小松島市社会福祉憲章条例の一部を改正する条例につきましては、平成27年4月1日から本市市営バスの運行主体が徳島バスとなることから、現行のバス無料優待事業について、所要の改正を行うものであります。

議案第91号の小松島市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、近年の医療費の動向を考慮し、出産育児一時金額の見直しを行うものであります。

議案第92号の小松島市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例につきましては、平成27年4月1日以降、面積10ヘクタール以上の風致地区内における建築等の規制の権限が、県から市に移譲されることから、所要の改正を行うものであります。

議案第93号の財産の取得につきましては、指名競争入札を実施した水槽付消防ポンプ自動車について、購入金額が議会の議決に付すべき財産の取得又は処分に関する条例第2条に該当することから、議会の議決を求めるものであります。

議案第94号の市道の路線の認定につきましては、立江76号線他1線を新たに認定することについて、議会の議決を求めるものであります。

議案第95号の市道の路線の変更につきましては、立江櫛渕線他6線について、県営ほ場整備事業に伴う換地処分による起終点の変更を行うことについて、議会の議決を求めるものであります。

議案第96号の市道の路線の廃止につきましては、櫛渕2号線他1線について、県営ほ場整備事業に伴う換地処分により廃止することについて、議会の議決を求めるものであります。

報告第20号から報告第25号までの損害賠償額の決定の報告につきましては、台風11号に伴い市役所敷地内で損傷した個人の自家用車や、公用車運転中の事故等について、損害賠償額が決定しましたので、報告するものであります。

報告第26号の専決処分の報告、平成26年度小松島市一般会計補正予算(第2号)につきましては、12月14日投開票の衆議院議員総選挙執行にかかる経費について、歳入歳出とも1千745万3千円の追加補正を専決処分により行いましたので、報告するものであります。

以上、本日提案いたしました議案につきまして概要説明いたしました。よろしくご審議のうえ、原案どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。

このページの先頭へ