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平成27年12月定例会議 市長の議案説明

平成27年12月定例会議

議員各位におかれましては、公私ともご多忙の中、12月定例会議にご参集いただきまして、厚くお礼申し上げます。

議案の説明に先立ちまして、本市に関する事業等について、申し上げます。

広域でのごみ処理施設整備を目指し、2市4町1村で進めておりました、徳島東部地域環境施設整備推進協議会でございますが,去る11月30日に開催された会議をもって、解散することとなりました。

会議では、佐那河内村長から、村長選挙の結果を受けて、現在の建設候補地については、白紙撤回との要請があり、撤回が決定されました。

これを受けて、会長市である徳島市からは、新たな候補地がないのであれば、老朽化が進む同市のごみ処理施設の現状から、早急に施設整備に取り組む必要があるため、単独での施設整備を進めるとの表明がありました。

広域での施設整備を前提とした協議会でございましたが、会長市であり地理的にも中心にある徳島市が単独整備の方針を示したことから、解散に至ったものでございます。

平成24年から続けてきたこの協議が、このような結果となったことは誠に残念でありますが、本市としては今後あらゆる可能性を検討し、周辺自治体とも協議しつつ、早急に本市のごみ処理行政の方向性を検討してまいりたいと考えております。

続いて、「地方創生」に向けた取り組み等について、申し上げます。

本市における将来の目標人口設定などの計画としての「小松島市人口ビジョン」、並びに、5か年度にわたる具体の基本目標の設定や、施策・事業、成果指標などを位置付ける「小松島市まち・ひと・しごと創生総合戦略」につきましては、これまで、7月から11月までの4回にわたった「有識者会議」における、様々な見地からのご意見、ご提言などを踏まえ、素案の取りまとめを行いました。

人口見通しについては、2060年における将来目標人口を3万人に維持するという、極めて長期的な観点に立ったビジョンでございますので、当面の取り組みとなる「小松島市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を継続的に推進してまいりたいと考えております。

今後におきましては、市民の皆様への「パブリックコメント」の手続きを経て、最終的に成案といたしたいと考えておりますので、議員各位のご理解を賜りたいと存じます。

続いて、マイナンバー制度についてであります。

本市においても12桁の個人番号、いわゆるマイナンバーが記載された通知カードが11月から順次送達され、郵便局から各世帯への配達がおおむね完了したところと聞いております。

マイナンバーは、社会保障や税の分野で活用される個人番号であり、平成28年1月以降、福祉関係の申請書に記入したり、税の源泉徴収のため勤務先に報告したりと、さまざまな場面で必要となるなど、今後の行政運営にとって欠かせない社会基盤となる番号でございます。

また、マイナンバーは原則として、生涯同じ番号を使っていただくものであり、本市といたしましても、セキュリティ対策や事務取扱いの厳格化に努めてまいりますので、ご理解賜りますよう、お願いいたします。

続いて、地域おこし協力隊についてであります。

10月1日より、県外から3名の方を本市に迎え、小松島市地域おこし協力隊員に任命し、産業振興課に配属いたしました。

隊員には、都市部での経験を活かし、中心市街地の活性化、農林水産業、商工観光業の振興など、本市の魅力を引き出していただくことを期待しており、イベント等を通じて、市民の皆様や事業者との交流を深めていただきたいと存じます。

それでは、本日提出しております議案につきまして、概要をご説明いたします。提出議案は、予算案7件、条例その他の案件14件の、計21議案であります。なお、会議期間中に追加予定の議案もございますので、あらかじめご了承をいただきたいと存じます。

議案第82号の平成27年度小松島市一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出とも6億5千430万9千円の追加補正であります。

歳出の主なものについて、概略をご説明いたします。

義務的経費といたしまして、人件費では、当初予算計上後における配置転換、また、被用者年金制度の一元化に伴い、共済年金において標準報酬制に移行した事などによる職員給与費の増減について、所要の補正をいたしております。

扶助費では、障がい福祉サービス事業、地域生活支援事業等について、また公債費では、平成17年度に借入れしました地方債にかかる借換え等について、それぞれ所要の補正をいたしております。

普通建設事業といたしましては、単独事業の、葬斎場建設事業では、定住自立圏構想に基づき、徳島市をはじめとする関係自治体との連携事業とすることで、地方交付税措置のある地域活性化事業債の活用が可能となりましたことから、一般財源から地方債への財源振替を実施し、その他では、坂野保育所・幼稚園、花しんばり保育園、こまつしま健祥会保育園を、来年度より認定こども園とするための施設整備事業費等に所要の補正をいたしております。

その他経費といたしまして、物件費では、来年夏の参院選から適用される選挙権年齢の引き下げに対応するための選挙人名簿システム改修費等を計上した他、繰出金では、後期高齢者医療特別会計、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、公共下水道事業特別会計の補正にあわせ、所要の措置をいたしております。

これらの歳出に充てます財源につきましては、地方交付税及び臨時財政対策債を一般財源の原資とし、特定財源には、国・県支出金、地方債、財産収入等を計上いたしております。

これらによりまして、当初からの累計は、178億6千659万円となっております。

議案第83号の平成27年度小松島市競輪事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出とも7億966万2千円の追加補正でありまして、人件費及び通常開催経費等に所要の補正をするものであります。

議案第84号の平成27年度小松島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出とも951万4千円の追加補正でありまして、後期高齢者医療広域連合負担金及び人件費等に所要の補正をするものであります。

議案第85号の平成27年度小松島市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出とも2億645万2千円の追加補正でありまして、療養給付費等の保険給付費にかかる経費を計上したほか人件費等に所要の補正をするものであります。

議案第86号の平成27年度小松島市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出とも2千457万5千円の追加補正でありまして、人件費及びシステム改修費等に所要の補正をするものであります。

議案第87号の平成27年度小松島市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出とも276万円の追加補正でありまして、人件費及び公債費に所要の補正をするものであります。

議案第88号の平成27年度小松島市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的収支、資本的収支とも、人件費に所要の補正をするものであります。

議案第89号から議案第93号までにつきましては、行政不服審査法の改正に基づく新たな不服申立て制度に対応するための、条例の新規制定及び一部改正であります。

議案第89号の小松島市行政不服審査会条例の制定につきましては、審査請求があった場合に市長が諮問する第三者機関として、小松島市行政不服審査会を設置するため、必要な事項を定めるものであります。

議案第90号の小松島市事務手数料条例の一部を改正する条例につきましては、審査請求に係る書類の写しの交付手数料を定めるものであります。

議案第91号の小松島市行政情報公開条例の一部を改正する条例、議案第92号の小松島市個人情報保護条例の一部を改正する条例、議案第93号の小松島市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例、議案第94号の小松島市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例につきましては、新たな不服申立て制度に対応するため、所要の改正を行うものであります。

議案第95号の小松島市市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例、議案第96号の小松島市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定につきましては、平成28年1月1日からのマイナンバーの利用開始にむけ、必要な事項を定めるものであります。

議案第97号の小松島市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例、議案第98号の小松島市消防団員等の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、いずれも被用者年金制度の一元化を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律等の施行により、公務災害補償の根拠となる法令が変更されることから、所要の改正を行うものであります。

議案第99号の小松島市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例につきましては、公表する事項に職員の人事評価及び退職管理の状況を追加するものであります。

議案第100号の定住自立圏形成協定の一部を変更する協定の締結につきましては、本市が整備推進する火葬場の広域利用について、協定に追加するものであります。

議案第101号の財産の取得につきましては、更新するはしご付消防ポンプ自動車について、購入金額が議会の議決に付すべき財産の取得又は処分に関する条例第2条に該当することから、議会の議決を求めるものであります。

議案第102号の工事請負契約の変更につきましては、(仮称)小松島市南部地域統合中学校建設工事のうち校舎新築工事について、当初契約締結以降、詳細の施工協議において、設計変更により工事費が増額となることから、請負契約の変更を行うに当たり、議会の議決を求めるものであります。

以上、本日提案いたしました議案につきまして概要説明いたしました。よろしくご審議のうえ、原案どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。

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