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令和2年6月定例会議 市長の所信表明

 本日ここに、令和2年6月定例会議、開会にあたり、議員各位におかれましては、御参集を賜り厚く御礼申し上げます。

 只今、議長から発言のお許しをいただきましたので、市民の皆様、また議員の皆様への御挨拶を申し述べさせていただきます。

 この度、執行されました小松島市長選挙におきまして、市民の皆様からの厳粛なる信託を賜り、小松島市長に就任させていただきました。この上ない光栄でありますとともにその職責の重さに身の引き締まる思いでございます。
 

  私はふるさと小松島を、もっと元気にしたい、良くしたいという切なる思いを胸に、小松島の未来を変える8つの約束を掲げ、この度の市長選の中で、市民の皆様の声を聴き、地域の絆を全身で感じつつ、議員の皆様、そして歴代の市長の方々が築いてこられた、ふるさと小松島を新たな時代、令和の流れをもってさらに発展させるべく、全身全霊で市政に取り組んでまいります。私はそのために必要な対話を決して厭(いと)わず、汗をかくことを惜しまず、自らに与えられた全てを捧げ、文字通り身命を賭して市政の舵を取り、未来へと我が街を動かしてまいりたいと考えております。

   これより、私の市政運営に対する「理念と決意」について、順次申し述べてまいります。

 私は行動・実践を旨としつつ、その上で大切にしたいことの、 一つ目は、「対話」を重視する姿勢でございます。

 私は、これまで議員として市民目線の政治を心がけてまいりましたが、市長としてもこれまで以上に市民の皆様の声が届く政治を進めてまいります。しかし、これは「言う易く、行うは難(かた)し」であります。そのためには、行政側から市民の皆様に寄り添う努力が必要だと感じており、 対話なくして信頼なし。信頼なくして協力なし。協力なくして発展なし。つまりは、小さな声を聴く力。たとえ、それが「ため息」であってもしっかりと市民の皆様の声に耳を傾け、市民の皆様に寄り添い、地域の発展につなげて参ります。市民の皆様の力を地域の発展に結びつけるためにも、市長の顔が見えて、対話を基本とした市政となるよう実践してまいります。

 二つ目は「正直」に徹する姿勢でございます。 市政運営に対して、市民の皆様が何を望むかと問われれば、中立、公正、公平な行政ではないでしょうか。

 市長は、皆様から大切な税金を預かり、ここ数年は160億円を超える予算を執行し、会計年度任用職員を含め約720名もの職員を束ねる立場にあります。公平無私を旨とし、不公平・不平等があってはならず、職務や人事に対しても中立、公正、公平な態度であることが求められます。

 また、市民の皆様が納得のいく情報公開を行い、説明責任を果たしていくことは、住民参加のまちづくりを進める上において必要不可欠なものであると認識しております。

 三つ目は、「全力」で打ち込む姿勢でございます。私は、40代で政治を志し、地域を歩きまた走り、多くの人に出会い、人情の機微に触れつつ、寄せられた声と向き合ってまいりました。そして老若男女を問わず、様々な境遇にある方々の苦悩や痛み、世の中の不条理さや矛盾というものも痛切に感じ、個人の努力では、どうにもならない部分に手を差し伸べることや、理にかなうだけでなく情にかなうことも政治の大きな役割であると実感しております。

 しかしながら、市民生活の実態は、市役所にいるだけでは聞こえてきません。自らが現場第一主義で市民の皆様や職員と一丸となって全力で汗を流し、全身全霊をかけ市長としての使命を全うして参りたいと決意を新たにしております。

 結びに、この混乱した市政を一日も早く立て直し、議員各位におかれましても、市民の皆様が、安全で安心して暮らせるまちづくりに向け特段のご理解とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げ、市長就任に当たりましての挨拶とさせていただきます。

 

 

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