小松島たぬき巡り
たぬき伝説がたくさん残る小松島市。
町のあちこちにあるたぬきの像や祠が、みなさんをあたたかく迎えてくれます。
まずは、「南小松島駅」。
ここには、ぽんぽこ一家の像があります。
これは平成2年度に設置されており、列車の乗降客を30年以上見守ってくれています。
南小松島駅から小松島ステーションパークたぬき広場を目指す際に通る「八千代橋」。
この橋のたもとには、小松島の名産品である竹ちくわに挟まれた2匹のたぬきの像があります。
小松島の港を背景に撮影してみてはいかがでしょうか。
そして、「小松島ステーションパークたぬき広場」に到着すれば、出迎えてくれるのは世界一大きいたぬきの銅像。
この銅像の前で手をたたくと滝が流れ出します。
その他にも、公園内には民話『阿波狸合戦』に登場した金長とその仲間たちの像が隠れているので、ぜひ探してみてください。
近くには、「たぬきのポスト」や全国で初めて動物の名前が付けられた「金長だぬき郵便局」など、たぬきをモチーフにした像が目白押し。
最後に、北に足を伸ばせば、「金長神社」に辿り着きます。
民話「阿波狸合戦」を題材に実写映画化した作品がヒットしたことを記念して造られ、商売繁盛や開運の神様として市民のみなさんに親しまれています。
「担当者のつぶやき」
徒歩でたぬき巡りをしたい方におすすめです。春から秋にかけて、心地よい海風を感じながら巡ることができます。
南小松島駅近くの和菓子屋さんでたぬきのモナカが購入できるので、帰りがけのお土産におすすめです。
四国霊場18番札所「恩山寺」19番札所「立江寺」
弘法大師(空海)が修行した霊場88か所のうち、2か所が小松島市内にあります。
ひとつは18番札所「恩山寺」。
現在の本堂は文政年間(西暦1804~30年)に建立された建造物です。
一生持ち歩けるお守りである摺袈裟はここでしか授与できません。
また、敷地内には徳島県の天然記念物(植物)に指定されているビランジュ(毘蘭樹)があり、その樹高はなんと約20mを誇っています。
もうひとつは19番札所「立江寺」です。
天平19年(西暦747年)に建立され、安産祈願の寺として広く知られています。
立江寺では年に何度か「クラフト」「フード」「健康と美容」をテーマとした寺市を開催しており、賑わいをみせています。
恩山寺と立江寺の距離は、片道約5キロで、田舎の風景を楽しみながら約1時間「お試し歩きお遍路」を楽しむことができます。
また、国の史跡である「恩山寺道」「立江寺道」もあり、昔のお遍路道も楽しむことができるので、動きやすい服装でお越しの上、歩いてみてください。
「担当者のつぶやき」
恩山寺、立江寺ともに駐車場がありますので、車でのお遍路も可能です。
夏の歩きお遍路は熱中症・日焼け対策をしっかり行いましょう!
義経ドリームロード
屋島の戦いの際、大阪の港から出港した義経が、最初に上陸したのが小松島と言い伝えられています。
小松島から屋島への進軍路のうち、義経ゆかりの地として約10キロメートルの区間を「義経ドリームロード」と名付けられており、案内板や道標などが立てられています。
当時に思いを馳せながら、伝説の地を巡ってみてはいかがでしょうか。
(弦張坂-弦巻坂は道幅が狭いため車両の通り抜けができません。車で巡る際はご注意ください。)
義経ドリームロードをもっと知りたい方や、各名所を確認したい方はこちらをご覧ください。
「担当者のつぶやき」
小松島の水産加工品として人気の竹ちくわを義経が食べ、その芳香と味を絶賛したとも伝えられています。
義経になった気分で竹ちくわを味わってはいかがでしょうか♪