ごっつい小松島!~ハモ~

小松島の“ごっつい(すごく)いいところ”を紹介するこのコーナー。
今回は地元が誇る豊かな海の幸の一つ“ハモ”をご紹介します。

『こまつしま天丼』の主役、それはあの高級食材?

こまつしま天丼

小松島漁業協同組合の婦人部の皆さんが心を込めてつくる『こまつしま天丼』。
見るからにおいしそうなこちらの天丼、いったい何が使われていると思いますか?
メインになっているのは、何と関西の夏の味覚として知られる“ハモ”の天ぷら。
高級食材のイメージが強いハモですが、日本有数の産地の一つが小松島なんです。

2018年4月から【こまつしまみなと海鮮朝市プレミアム】で販売が始まった『こまつしま天丼』は、1日に提供できる限定数が100食ということもあり、早くも徳島県内を中心としたおいしいもの好きから熱い注目が集まっています。

ハモの天ぷら
アシアカエビの天ぷら

『こまつしま天丼』の主役を務めるハモの脇をガッチリ固めるのは、獲れたてピチピチのアシアカエビとシイタケ、ちくわといった食材たち。
いずれもハモと同じく、小松島を代表するおいしい特産品ばかりです。

やや甘めに味つけされた天つゆをかけていただくのですが、どの素材も思わず表情がほころんでしまうほどのおいしさ。
特にハモの天ぷらは、脂を感じさせない淡白な滋味あふれる味わいで“落とし”や“牡丹鱧”とは違った魅力があることに気づかせてくれます。

小松島漁業協同組合の婦人部の皆さん

調理を担当する小松島漁業協同組合の婦人部の皆さんも張り切っています!
子供たちも『こまつしま天丼』の盛りつけを率先してお手伝いするなど「地元が一つになって自慢の味を届けたい!」という気持ちが伝わってきました。

澄まし汁
小松島漁業協同組合の婦人部の皆さん

この日は『こまつしま天丼』の販売に加えて、何とタイのアラから取った出汁を使った熱々の澄まし汁が無料配布。
シンプルながら奥深いおいしさは、なかなか家庭では味わえません。
つくってくれたお母さんたちの笑顔が最高の調味料です。

こまつしまみなと海鮮朝市プレミアム 会場風景1
こまつしまみなと海鮮朝市プレミアム 会場風景2

【こまつしまみなと海鮮朝市プレミアム】は、4月28日が記念すべき第1回目。
『こまつしま天丼』の販売開始は9:00からでしたが、8:30には長蛇の列ができ、およそ1時間後には100食が完売!わざわざ県外から来られた方もいたようでした。

京都に認められた味、実は小松島が故郷って知ってた?

ハモ

思わず前置きが長くなりました。
今回、ご紹介したかったのは、小松島が誇る海の幸であるハモ!
漢字では「鱧」って書くくらい、とても豊かな味をした魚です。

吉野川や那賀川といった大きな河川から栄養分が流れ込む紀伊水道は、なだらかな砂泥質の海底が続いており、良質なハモが育つには絶好の環境。
カルシウムをはじめ、タウリンやタンパク質などの栄養分に富んでおり、適度に脂肪分が抑えられた上品な白身のおいしさが広く愛されてきました。

また、話題のDHAやEPAといった成分も豊富に含まれているため、高脂血症や心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病を予防する働きも期待できます。

三原秀之さん

「京阪神で食べられているハモの多くは小松島産なんよ」と教えてくれたのは、小松島漁業協同組合の三原秀之さんです。

「旬を迎えて脂が乗ってきたら、ハモの腹に金色の筋が入ってくる。
川のあるところで獲れるハモは最高においしいんじょ。いっぺん食べてみてよ」

8月頃からの産卵を控えて身体に栄養分を蓄えるハモの旬は一般的に6月から7月。
そして、産卵後に再び太りはじめる10月頃も、二度目の旬だといわれています。

小松島産のハモが高く評価されているのは、さまざまな工夫のおかげ。
網目の大きさが調整された底曳網や“そうめん流し”と呼ばれる装置は、いずれも魚体を傷つけずに水揚げするために小松島漁業協同組合が取り入れてきたもの。

獲れたハモは、独自に水槽車や冷蔵車を開発し、高い鮮度を保ったまま、ハモ専用のルートで京阪神をはじめとする各地の市場へ運ばれていきます。
大阪市中央卸売市場や京都市卸売市場における取り扱い量は、ずっと上位をキープ!築地卸売市場での販売額も好調、関東地方でも小松島産のハモは人気を集めています。

ハモのマーク

この可愛らしいハモのマークをご存じですか?
小松島市では、2010年からハモを「小松島市推奨の魚」として認定。
「料亭の味を家庭でも」を合言葉に、小松島漁業協同組合が商品開発を進めてきた『鱧しゃぶ』や『鱧の天ぷら』などには、このマークがつけられています。
県内外で見つけたら「小松島産のおいしいハモだ!」と思い出してくださいね。

高級魚として京都の料亭などで使われてきたハモですが、小松島産のハモがリーズナブルに味わうことができる秘密は、小松島漁業協同組合がほかの漁協に先駆けて導入した骨切り機があるから。
『ハモの一夜干し』や『ハモのそぼろ』などもつくられているといいます。

また、小松島市では2015年からはPRのために8月3日を“ハモの日”に制定。
市内の飲食店において『ハモの日「食べよう!」キャンペーン』が展開され、この日にハモ料理を注文すると、割引や特典などが受けられるようになりました。

ハモを堪能するなら、やっぱり小松島が一番!

新鮮な小松島産の魚介類1
新鮮な小松島産の魚介類2
こまつしまみなと海鮮朝市プレミアム

小松島漁業協同組合では、毎月第4土曜日の8:00より【こまつしまみなと海鮮朝市プレミアム】を開催!
獲れたての新鮮な小松島産の魚介類がわんさかと並ぶんです。

マグロの解体ショー

第1回目となる4月28日は、マグロの解体ショーを実施!
部位ごとに切り分けられたマグロは、競りさながらのスタイルで販売され、多くのお客さんが嬉しそうに大トロや赤身、中落ちなどを持ち帰りました。
地元の人々と楽しくコミュニケーションを取りながら漁港でお買い物ができるなんて、最高じゃないですか?

小松島漁業共同組合集合写真

「小松島市推奨の魚」であるハモをおいしく食べたいと思ったら、小松島漁業協同組合の【こまつしまみなと海鮮朝市プレミアム】へ!
1日限定100食の『こまつしま天丼』で、まずはその味を堪能してください。
一度、食べてみたら納得できるおいしさが、ここにはあります。
全国の皆さまの訪れを心からお待ちしております。

小松島漁業協同組合

〒773-0005 徳島県小松島市南小松島町1-15

 

こまつしまみなと海鮮朝市プレミアム

会場:小松島漁業協同組合
日時:毎月第4土曜日8:00~10:00
アクセス:JR牟岐線「南小松島駅」より徒歩約10分
徳島バス「小松島市役所」バス停より徒歩約5分
駐車場:約20台(無料)問い合わせ先:こまつしまブランド戦略推進協議会事務局(小松島市農林水産課内)
TEL:0885-34-9292 FAX:0885-34-9992
 

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