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小松島市に進出した企業事例
株式会社エスプール

 

既に地方で3拠点進出していますが、4拠点目に選んだ理由は?

鬼木氏:私が実際にコンタクトをとった自治体は全国100を数えます。”誘致玄人”のようなポジションになっているので、地方視察で現地に入った瞬間、「あ、ここはイケそう」というのが感覚的にも分かるようになりました(笑) 地域に足を踏み入れた瞬間、人が集まるのか?というモードで街を見ています。地方の採用の場としてハローワークの協力は欠かせませんので、視察時にはハローワークのやる気や活気を判断基準としています。

人口5万人の日南市に進出し、地元採用をした経験から、人口5万人規模の都市での採用可能性を感じていました。人口10万人規模の地方都市になると、東京のように人材売り手市場になっていて、同業種や同事業者との競争が激しくなります。そういう意味で、小松島市はちょうどいい規模の都市でした。

ただ、人口5万人の日南市に進出を決めたときは、社内で議論にはなりました。人口15〜20万人くらいの、ある程度規模の大きい都市に拠点を出した方が人は集まるだろう、という見方が少なくなかったからです。「本当に大丈夫か?」と言われ、最初はかなり反対されました。しかし、結果的には採用もうまくいき、計画通りに進むことができたことで、人口5万人規模の都市への進出に自信ができました。

また、地方だと職種のバラエティが少なく、優秀な人が単純作業の仕事に就職するしか選べない状況も知っていました。これまでなかったような事務職で求人を出せば、優秀な人が比較的集まりやすいのです。地方の事務職の有効求人倍率はかなり低いですからね。これまでも、「やっときた仕事!」と言って、モチベーションにあふれる人がエントリーしてくれたことが多かったです。

小松島エントリーセンターの様子

とはいっても小松島市規模の自治体はたくさんありますが、
最終的な決め手は?

鬼木氏: 短期的な視点と長期的な視点がありました。
短期的な視点としては、採用センターを立ち上げる目的なので、マッチした求職者が集まるかどうか。(知らない土地なので)地元採用に関して小松島市がどこまで支援してくれるのかを検討しました。同時に、センターの責任者探しも必要でした。責任者が決まるかどうかは進出決定の重要な要素です。

小松島市の熱量がとにかくすごかった。「ぜひ小松島市に来てください!」というオーラが出まくっていましたね。 弊社社長が職員に会う機会があり、そのときに「(既に進出済の)日南オフィスにおいでよ」と何となく言ったら、数ヶ月後に本当にやって来たほどです(笑)
責任者探しやオフィス探しについて要望を伝えたら、動きが早かったです。きちんと要望通りの回答が返ってきました。

長期的な視点としては、弊社で地方創生事業をやっているので、進出した地域で地方活性化に取り組める自治体かどうか。小松島市であれば、それができると確信しました。

小松島市の担当者と出会ったばかりのときは、本当にダサダサだなあと感じたものですよ(笑)
でも、熱血漢で面白みを感じました。小松島市は市の職員が、地方創生に向けて自走できる雰囲気がありました。温かい人たちで、「一緒に頑張りましょう!」という職員の想いが熱かった。

今後、小松島市でどのような事に取り組みたいと思っていますか?

鬼木氏: 地方創生の本質を考えたとき、地方の活気を取り戻すことだと思っています。住民が、その地域にずっといたいと思えるような環境にすることが大事です。

弊社は物流をやっていますので、地方専門の物流サービスや通販事業の拡大支援をしていきたいですね。
また、事業承継にも関心があります。事業を継ぐ人、譲る人のマッチングというよりも、弊社が資本を入れて本気で取り組めるようなものがいいですね。事業継承がうまくいかないのは心理的なハードルがあるのではないかと感じています。誰に事業を譲るか?と考えたとき、オーナーとしてはよそ者よりも地元の人が継いでくれる方が断然いいに決まっています。そうした状況でも、弊社は既に小松島市に拠点ができていますので、ある程度地元との繋がりも作りやすいと思います。

進出して日が浅いこともあるので、まだまだお客様扱いなのかもしれませんが、私が小松島市に出張へ行く度に地元の事業者が会ってくれるので、地元との接点がどんどん作れて感謝しています。

小松島市への進出を起点として、地方創生の新たな取り組みにも意欲をみせた鬼木氏。
長期的な取り組みとして、新たなイノベーティブな事業創出が期待できそうです。
鬼木氏は小松島市で採用した地元スタッフについても言及され、「いい採用ができたと思っている」と述べられました。オープニングセレモニー時に集まったときの雰囲気の良さから始まり、「小松島は明るくて素直な人が多い」と話され、「今後も採用は増やしていきたい」と新たな雇用機会についても触れられました。

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