HOME施設ガイド施設一覧阿波遍路道(恩山寺道)

阿波遍路道(恩山寺道)

施設名ふりがな
あわへんろみち(おんざんじみち)
住所
小松島市田野町字恩山寺谷
施設概要
恩山寺道は、17番井戸寺(徳島県国府町)から18番恩山寺(小松島市田野町)を結ぶ遍路道です。総距離は18km。井戸寺から八幡街道、伊予街道を通り、徳島城下町経由で土佐街道に入るルートと眉山を左手に見ながら地蔵越えやあずり越えなどの峠を経由するルートに分かれていました。徳島市の地蔵橋からの江田の渡し(現・小松島市江田町潜水橋付近)で勝浦川を渡り、中田村(現・小松島市中田町)を経由するルートも存在するなど、その時代や条件に応じて遍路道として利用されていたようです。また、港町小松島の特徴として船で小松島港や赤石港に入り、恩山寺から遍路を始めるルートも現存する道標などから確認されています。平成28年6月には主要ルートである土佐街道から離れ、恩山寺に向う間の約400mが国の史跡に指定されました。周辺には県指定天然記念物「恩山寺ビランジュ」の巨樹がそびえるなど、豊かな自然と文化に彩られた歴史を現在に伝える古道が残っています。

地図

このページの先頭へ