小松島ステーションパーク

民話と繁栄の名残るたぬきの住処とSLの展示場

小松島ステーションパークには、SL記念広場、たぬき広場、記念碑広場、物産広場、わんぱくコーナーの5つのスペースと、「生涯学習センター市立図書館」があり、それらを緑豊かな散策の道・プロムナードが結んでいる。
ここで人気があるのは、客車を利用したギャラリーや、ステージに利用できるプラットホームがある「SL記念広場」。
また、手を叩くと水が流れてくる滝を背にした世界一大きい狸の銅像がある「たぬき広場」も、観光客に人気がある。

 
住所 小松島市小松島町
お問い合わせ 0885-32-2118(小松島市都市整備課)
 
たぬき広場

 

たぬき広場

たぬき広場には、手をたたくと水が流れる「高さ5m・胴まわり5m・重さ5トン」の世界一大きなたぬきの銅像がある。
市内には数多くのたぬきの石像や掲示物があるが、小松島の金長たぬき軍と津田の六右衛門たぬき軍が勝浦川をはさんだ大戦、"阿波の狸合戦"に由来する。

 
住所 小松島市小松島町
お問い合わせ 0885-32-3809(小松島市商工観光課)
 
小松島ステーションパーク

 

SL記念広場

SL記念広場には、国鉄小松島線・小松島駅開業当時の駅舎が再現されています。また、本物の蒸気機関車の展示も行っており、観光客に人気があります。
客車を利用したギャラリーとプラットホームステージがあり、市民の憩いの場となっています。
 

 

コラム

金長たぬき

 

金長たぬき伝説

江戸時代の末ごろ、日開野(ひがいの)に金長という狸が住んでいました。ある日、村の子供たちにいじめられていた金長は、染物屋の主人、茂右衛門(もえもん)に助けられます。金長は恩返しのため、茂衛門の敷地に移り住んで守り神となり、店は大いに繁盛しました。その後、金長は狸としての位を高めるため、四国の狸の総領である津田の六右衛門(ろくえもん)のもとに弟子入りしました。しかし、六右衛門は人をだます悪い狸で、金長の才能に目をつけ、自分の娘の鹿の子姫(かのこひめ)と結婚し、養子になることを勧めました。しかし金長はその誘いを丁寧に断りました。 金長をこのまま帰せば、やがて自分の脅威になると考えた六右衛門は、大勢の追っ手を差し向けました。このとき一番弟子の大鷹(おおたか)は金長をかばって戦死。命からがら小松島にたどり着いた金長は、仇討ちのため仲間の狸たちを呼び集めました。そしてついに、勝浦川を挟んで総勢数百匹の狸の戦いが繰り広げられたのです。これが世にいう「阿波狸合戦」です。その死闘は三日三晩に及びました。激闘の末、金長はついに六右衛門を討ち取りますが、自分も深手を負ってしまいます。金長は力を振り絞って日開野に帰り、茂右衛門に礼を述べた後に力尽きました。その生き様に感動した茂右衛門は「正一位金長大明神(しょういちい)」として末永く金長を祀ったといわれています。

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たぬきの銅像

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