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平成31年3月定例会議 市長の議案説明

議員各位におかれましては、公私ともご多忙の中、平成31年3月定例会議にご参集いただきまして、厚く御礼申し上げます。

 

本定例会議には、平成31年度当初予算及び平成30年度補正予算の予算議案14件、条例その他の議案27件の計41議案、報告9件を提出いたしております。

 

また、会議期間中に追加提出予定の議案もございますので、あらかじめご了承をいただきたいと存じます。


それでは、平成31年度一般会計当初予算案の概要からご説明申し上げます。

 

ご承知のとおり、ここ数年、本市では、市民の安全・安心のさらなる向上をめざし、「日峯大神子広域公園(脇谷地区)整備事業」や「小松島飛行場周辺洪水対策事業」をはじめとした複数の大型事業を継続してまいりました。ところが、これらの継続事業が本格化しはじめたところへ、普通交付税の減額措置が重なることとなり、こうしたことから平成31年度一般会計当初予算案の編成において、財政調整基金及び減債基金から10億円近い繰り入れをせざるを得ない状況となったところであります。

 

こうした事情の中で編成いたしました議案第1号平成31年度小松島市一般会計予算につきましては、前段申し上げました継続事業の本格化のほか、大型の臨時的事業などもあり、前年度比6.4パーセント、額にして10億2千100万円増の169億2千300万円となり、平成27年度当初予算を上回り、結果的に当初予算としては過去最大となりました。普通交付税の減額措置や基金残高の減少を見通した非常に厳しい財政認識の下で、小松島市第6次総合計画に掲げる必要な施策を停滞させぬよう編成した予算であります。

 

歳入につきましては、市税は個人市民税の微増を見込むものの固定資産税においては土地の下落率据え置き等による減少を見込み、前年度とほぼ同額となる43億2千970万円、地方交付税は前年度交付決定額を勘案し、1.5パーセント増となる33億円、市債が前年度比21.3パーセント減の総額15億5千960万円などを計上いたしております。

 

歳出につきましては、人件費、扶助費、公債費を合わせた義務的経費は、前年度比0.1パーセント増の総額80億1千159万3千円であります。

 

物件費につきましては、「プレミアム付商品券事業」のほか、公共施設等について各施設の状況等にあった適正管理を実施していくための個別施設計画策定支援に要する経費などを計上し、前年度比3.7パーセント、額にして8千228万7千円増の23億109万8千円となっております。

 

投資的経費につきましては、「日峯大神子広域公園(脇谷地区)整備事業」や「小松島飛行場周辺洪水対策事業」等の継続事業のほか、「小松島老人いこいの家建設事業」などに予算措置を行っており、前年度比18.8パーセント、額にして4億3千801万1千円増の27億6千654万4千円となっております。


続きまして、小松島市第6次総合計画のテーマである「未来へ輝く 希望と信頼のまち こまつしま」の実現に向けた新年度における取り組み及び国等が行う本市関連事業の状況等を、政策ごとにご説明申し上げます。

 

防災・減災対策や住環境・都市基盤の整備に取り組む政策、「安全・安心で快適に暮らせるまちづくり」について申し上げます。

 

地震・津波等、大規模災害への対策についてであります。

 

本市では、従前より市総合防災訓練の継続的な実施や自主防災組織への支援、地域防災計画の見直し、地域等での防災訓練や防災講話の実施などをとおして、防災力の充実・強化を図っているところです。

 

昨年11月から本年2月までの間に、計3回にわたり、発災時に一般避難所での生活が困難な災害時要配慮者の方々の受け皿となる福祉避難所の開設・運営についての研修及び実働訓練を社会福祉施設職員や地域住民の皆様とともに実施いたしました。平時から研修・訓練を繰り返し行い、発災時の指針を形成することが、円滑な避難所運営にとって非常に重要なことであると考えており、今後とも、防災に関する研修・訓練を継続的に実施してまいります。

 

また、新年度4月1日には「ウェブ版ハザードマップ」の公開を予定して現在作成中であり、津波、洪水、土砂災害の被害想定や避難場所等をパソコンやスマートフォン等から確認していただけるものとなっております。

 

新年度からは、ウェブ版の情報を踏まえた洪水、土砂災害に対する紙媒体のハザードマップも作成してまいりますので、完成の折には、ウェブ版とともに市民の皆様に各災害に対する事前の備えとして活用していただきたく存じます。


雨水・浸水対策についてであります。

 

公共下水道事業につきましては、浸水防除を目的に、現在、川北地区の小松島雨水ポンプ場、金磯地区の金磯南雨水ポンプ場の集水区域の拡大を図るため、雨水幹線及び枝線水路の整備に鋭意取り組んでいるところであります。

 

新年度につきましては、本年度に引き続き、金磯地区の枝線水路の整備に取り組むとともに、下水道ストックマネジメント基本計画に基づき、新たに、川南雨水ポンプ場施設の点検調査並びに耐震診断等を実施し、適正かつ合理的な修繕・改築計画の策定に取り組むなど、持続的な排水機能の確保に努めてまいります。

 

小松島飛行場周辺洪水対策事業につきましては、近年、発生頻度が高まっている大型台風や局所的大雨等による水害から防衛施設周辺の地域住民の生命と財産を守ることを目的に、各地区の雨水ポンプ場の実施設計に取り組んでいるところです。

 

新年度につきましては、和田島雨水ポンプ場の基礎杭や地下構造物などの土木工事に着手するとともに、日の出内水ポンプ場の放流水路の整備に向けた補償調査に取り組んでまいります。


四国横断自動車道についてであります。

 

小松島・阿南間につきましては、本市区間における全ての用地取得が完了したことから、各地区において本格的な整備が行われているところです。

 

国において徳島東・津田間の2020年度開通の見通しが示されるなか、徳島東・小松島間につきましては、江田地区及び中田地区において地権者や地元関係者の皆様のご協力のもと、用地取得が順調に進められているところであり、新年度においても、早期の整備着手に向け、引き続き国及び徳島県への要望を行ってまいります。

 

また、立江櫛渕地域活性化インターチェンジの設置に向けた取り組みにつきましては、四国横断自動車道整備の効果を市全体で最大限に享受できるよう、引き続き徳島県と連携を図りながら、早期実現につなげてまいります。

 

その他、四国横断自動車道に関連する事業等については、国の交付金や徳島県の補助金を活用し、側道や周辺道路、排水路等の整備に鋭意取り組んでいるところです。

 

去る2月16日には、江田町字腰前と一般国道55号を結ぶ主要地方道小松島港線「江田バイパス」が徳島県により開通されました。慢性的な渋滞の緩和をはじめ、地域住民の利便性の向上、地域経済の発展等様々な効果が期待され、小松島インターチェンジとも連絡する計画であることから、新年度においても、周辺道路や排水路等の整備に積極的に取り組んでまいります。

 

今後におきましても、四国横断自動車道の一日も早い全線開通に向け、国・徳島県をはじめとする関係機関、地域の皆様との連携を深めながら、本市としても積極的に協力してまいります。


日峯大神子広域公園(脇谷地区)都市公園事業についてであります。

 

都市公園につきましては、市民の方々が安全・安心に利用できる施設として再整備を推進するとともに、発災時には、「広域避難場所」や「災害対策用ヘリコプター降着場適地」として、津波等の発災時にも防災拠点施設としても利用できるよう防災機能の向上をめざします。

 

新年度からは、公園内における建物の実施設計等に取り組み、計画的かつ着実な事業推進が図れるようしっかりと努めてまいります。


まちづくりの推進についてであります。

 

今後のまちづくりを進めていくうえで、人口の急激な減少と少子高齢化を背景として、小松島で住みたい、働きたい、また、安心して子育てができるまちづくりの魅力を発信し、あらゆる世代の誰もが「未来への輝き」を実感し、将来への「希望」を実現するため、財政面や経済面において持続的な都市経営を可能とすることが大きな課題となっております。

 

新年度につきましては、本市が目標とする都市像である、医療・福祉施設、商業施設や住居等がまとまって立地した、都市全体の構造を見直し、「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」を検討していくため、平成26年3月に策定した小松島市都市計画マスタープランの将来目標の実現に向け、都市再生特別措置法の改正により創設された「立地適正化計画」の策定に取り組んでまいります。


一般廃棄物処理についてであります。

 

一般廃棄物中間処理施設の整備につきましては、徳島市を中心に、2市4町による広域での施設整備の検討を進めております。引き続き事業の進捗に応じて、最有力候補地の隣接地を中心とした住民への事業理解に努めるとともに、施設整備に必要となる協議を関係市町と進めてまいります。

 

また、平成25年度に策定された「一般廃棄物処理基本計画」につきましては、更なるごみの減量化やリサイクル率向上を目的に、市民の方々へのアンケート調査の実施や策定会議の開催等を通じた計画の改定を行うこととしておりますので、ご理解・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。


子育て家庭や高齢者、障がいがある方などへの支援、教育の充実、文化の振興等に取り組む政策、「ひとりひとりが輝けるまちづくり」について申し上げます。

 

小松島老人いこいの家建設事業についてであります。

 

小松島老人いこいの家につきましては、昭和51年に建設され、老朽化が進んでいたため、平成29年度より移転・新築に向けた事業を進めておりました。

新年度からは、公民館の機能を併せ持つ施設として、芝田放課後児童クラブ会館と一体的に整備するため、旧芝田幼稚園園舎の跡地を活用し、建設工事に着手してまいります。


子育て支援についてであります。

 

平成29年の人口動態において、徳島県の合計特殊出生率の停滞感が明らかになるなか、子育てしやすい環境づくりが求められているところです。

 

保育所等利用世帯については、新年度10月から、国により3歳から5歳児の保育料と市民税非課税世帯の0歳から2歳児までの保育料の無償化が行われ、経済的負担の軽減がさらに図られることとなります。また、在宅育児世帯に向けては、新年度からの経済的負担軽減策として、徳島県との連携のもと、0歳から2歳児までの在宅育児世帯に対し、子育て支援サービスや保健・医療サービス等に充てることができるクーポンを交付してまいります。

 

今後とも、より多くの子育て世帯の育児の心理的・経済的負担を軽減する施策を実施し、子どもを産み、育てやすい環境の構築に努めてまいります。


農林水産業や商工業の振興、観光の振興等に取り組む政策、「未来への活力を育むまちづくり」について申し上げます。

 

地域振興についてであります。

 

去る2月15日、徳島県、本市及び株式会社うるるBPOとの間で、事業所立地に関する覚書を締結いたしました。同社は、ビジネスの効率化・合理化を支援するアウトソーシング事業を展開されており、本市に立地される事業所においては、全国の企業から依頼を受け、主に紙媒体の書類を電子データ化するスキャニングサービスという新しいスタイルの業務を実施すると伺っております。3年間で100名程度の雇用を目指すとのことであり、市内において不足しているデスクワークの求人であること、土・日・祝日が休日であるということから、特に子育て世代の女性にとって働きやすい職場となるものと期待しているところです。

 

今後におきましても、地域の活性化及び経済発展のため、企業誘致や企業支援に積極的に取り組んでまいります。


農林水産業の振興についてであります。

 

去る2月23日、24日の2日間にわたり、オーガニックエコ農産物によってもたらされる美容や健康をテーマとした「オーガニック・エコフェスタ2019in徳島」が4年ぶりに本市にて開催されました。

 

近年、農業従事者の後継者不足や所得減少等厳しい状況にあるなか、従前より生物多様性農業推進協議会を設立し、有機農業や環境に配慮した農業の推進により、農産物の付加価値向上や後継者の育成をめざしてきた本市にとりましては、このような取り組みは、地域の農業振興に資する非常に意義のあるものであると考えております。

 

この大会では、JA東とくしまの農産物の6次産業化を進める拠点施設となる「アグリカルチャーセンター」の落成式が執り行われました。総菜や缶詰等の加工・製造設備を設置する予定であるとのことであり、将来的な雇用創出をはじめとした地域活性化が期待されるところです。

 

また、来る3月21日には市内の商業団体と連携して「イチゴまつり」を開催し、地元生産者の皆様によるイチゴの即売会やスイーツ販売等を実施し、地産地消を推進してまいります。

 

本市といたしましては、本年度中に「小松島市6次産業化・地産地消推進戦略」を策定し、新年度からは地域の農林漁業者の皆様が取り組む加工品や新商品開発に対し、更なる支援を行い、地域の農林水産業を盛り上げてまいります。


市民の皆様との情報共有化の推進や人口減少社会における効率的な行財政運営等に取り組む政策、「みんなで創るまちづくり」について申し上げます。

 

学校再編についてであります。

 

昨年12月、小学校再編に向けての基本指針である「小松島市立学校再編基本計画」を策定いたしました。新年度には、学校再編の詳細である実施計画の策定を予定しており、新年度当初予算案には、計画策定にあたっての関係経費を計上しているところです。引き続き、より良い学校再編となるよう取り組んでまいりますので、ご理解・ご協力を賜りますようお願いいたします。

 

また、学校施設に係る空調整備に関しましては、各小学校の現地調査を終え、設置に係る詳細設計は、今月中には完了する見込みです。速やかに工事に取りかかるとともに、一日でも早く整備出来るよう努めてまいります。


以上、新年度における本市の取り組み及び本市関連の事業等につきまして、ご説明させていただきました。

 

続きまして、議案第2号から議案第9号までの、平成31年度各特別会計予算案及び企業会計予算案についてご説明申し上げます。


議案第2号の平成31年度小松島市競輪事業特別会計予算につきましては、歳入歳出とも前年度と同額となる、120億円を計上いたしております。


議案第3号の平成31年度小松島市後期高齢者医療特別会計予算につきましては、歳入歳出とも5億8千784万1千円を計上いたしております。

 

歳入の主なものにつきましては、保険料収入、繰入金、諸収入等を計上し、歳出には広域連合への納付金等を計上いたしております。


議案第4号の平成31年度小松島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算につきましては、歳入歳出とも2億896万4千円を計上し、歳出につきましては、公債費及び繰上充用金を計上いたしております。


議案第5号の平成31年度小松島市国民健康保険特別会計予算につきましては、歳入歳出とも46億7千9万3千円を計上いたしております。

 

歳入につきましては、保険税収入、県支出金、一般会計からの繰入金に加え、国民健康保険財政調整基金からの繰入金を計上し、歳出につきましては、保険給付費、国民健康保険事業費納付金等を計上いたしております。


議案第6号の平成31年度小松島市土地取得事業特別会計予算につきましては、土地開発公社への貸付金等を計上し、歳入歳出とも1千610万円といたしております。


議案第7号の平成31年度小松島市介護保険特別会計予算につきましては、歳入歳出とも38億6千58万円を計上いたしております。

 

歳入につきましては、保険料収入、国庫支出金、一般会計からの繰入金に加え、介護保険基金からの繰入金を計上し、歳出につきましては、保険給付費、地域支援事業費等を計上いたしております。


議案第8号の平成31年度小松島市公共下水道事業特別会計予算につきましては、歳入歳出とも4億1千111万3千円を計上いたしております。

 

歳入につきましては、国庫支出金、一般会計からの繰入金、市債等を計上し、歳出につきましては、下水道費に1億2千831万4千円を計上しており、「川南雨水ポンプ場ストックマネジメント基本計画策定業務」等の事業を進めてまいります。


議案第9号の平成31年度小松島市水道事業会計予算につきましては、収益的収支では、総収益に関しましては、8億4千102万9千円、費用に関しましては、7億1千497万4千円を計上いたしております。

 

資本的収支では、収入につきましては、補助金や加入金など3億4千492万4千円を見込み、支出では建設改良費等に、7億8千万円を計上いたしております。


続きまして、議案第10号から議案第36号までの条例案その他の議案についてご説明いたします。

 

議案第10号の小松島市証人等に対する実費弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第11号の小松島市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例、議案第12号の小松島市行政手続条例の一部を改正する条例の3件につきましては、引用条文の条ずれや文言の修正等、所要の改正を行うものであります。


議案第13号の小松島市市税賦課徴収条例の一部を改正する条例につきましては、引用条文の条ずれや文言の修正等を行うとともに、軽自動車税環境性能割につき、当分の間、県が賦課徴収を行うこととなるため、軽自動車税の非課税の範囲を県と同一の規定とする改正を行うものであります。


議案第14号の小松島市公害防止条例の一部を改正する条例及び議案第15号の交通安全の保持に関する条例の一部を改正する条例の2件につきましては、文言の修正等、所要の改正を行うものであります。


議案第16号の小松島市社会福祉憲章条例の一部を改正する条例につきましては、文言の修正を行うとともに、交通遺児等に対する給付及び無料バス優待証等の給付につき対象を拡大する改正を行うものであります。


議案第17号の小松島市保育の必要性に係る認定の基準に関する条例の一部を改正する条例、議案第18号の小松島市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第19号の小松島市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の3件につきましては、引用条文の条ずれを改正するものであります。


議案第20号の小松島市家庭奉仕手数料条例を廃止する条例につきましては、小松島市家庭奉仕手数料条例により提供していたサービスについては、いわゆる障がい者総合支援法に基づく居宅介護として、同様のサービスを提供することとなったことから、同条例を廃止するものであります。


議案第21号の小松島市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、引用条文の条ずれにつき所要の改正を行うとともに、地域包括支援センターへの配置が求められている職種で「保健師その他これに準ずる者」について要件を追加する改正を行うものであります。


議案第22号の小松島市指定居宅介護支援事業者の指定に関し必要な事項並びに指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、引用条文の条ずれや文言の修正等、所要の改正を行うとともに、管理者を主任介護支援専門員とする規定について経過措置を設ける改正を行うものであります。


議案第23号の小松島市指定介護予防支援事業者の指定の基準並びに指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第24号の小松島市指定地域密着型サービスの事業者の指定に関する基準並びに事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第25号の小松島市指定地域密着型介護予防サービスの事業者の指定に関する基準並びに事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の3件につきましては、引用条文の条ずれや文言の修正等、所要の改正を行うものであります。


議案第26号の小松島市介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、引用条文の条ずれを改正するとともに、短期・長期譲渡所得にかかる特別控除に関する規定等を追加する改正を行うものであります。


議案第27号の小松島市営住宅条例の一部を改正する条例につきましては、市営住宅の設置に関する規定を追加する改正等を行うとともに、既存入居者の心身の状況等に応じた市営住宅内での部屋の移転、収入申告等を行うことが困難な入居者の申告義務の免除に関する規定等を追加する改正を行うものであります。


議案第28号の特別職の職員等で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、農地利用最適化交付金の創設を受け、農業委員会の積極的な活動を推進するため、農地利用の最適化に係る活動及び成果の実績に応じ、農業委員等の報酬を加算することができることとする改正を行うものであります。


議案第29号の小松島市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例につきましては、国の指定地域で勤務する職員に対し、地域手当を支給するものであります。


議案第30号の小松島市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、働き方改革の一環として実施される国家公務員の超過勤務是正措置に準じた措置を行うため、規則への委任規定を設けるものであります。


議案第31号の小松島市火災予防条例の一部を改正する条例につきましては、特定の防火対象物について、消防用設備等が消防法令に違反する場合はその旨を公表することができるとする規定等を設けるものであります。


議案第32号の小松島市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、第8次地方分権一括法による災害弔慰金の支給等に関する法律の改正等により、災害援護資金の利率、保証人の有無等が条例で定める事項とされたことから、その利率を1.5パーセントとする等の改正を行うものであります。


議案第33号の小松島市立学校及び幼稚園設置条例の一部を改正する条例につきましては、「小松島市就学前教育・保育の在り方」の方針に基づき、平成30年度の園児数と新年度の入園申込状況から、平成31年度より小松島幼稚園及び和田島幼稚園を廃園することとし、所要の改正を行うものであります。


議案第34号の小松島市身近な運動広場条例の一部を改正する条例につきましては、平成31年度より勝浦川運動広場を廃止することとし、所要の改正を行うものであります。


議案第35号の市道路線の変更につきましては、大林3号線他4線について、徳島県が行う経営体育成基盤整備事業、いわゆるほ場整備事業でありますが、坂野2期地区の完成に伴う換地処分による起終点の変更を行うことについて、議会の議決を求めるものであります。


議案第36号の市道路線の廃止につきましては、大林4号線他2線について、経営体育成基盤整備事業坂野2期地区の完成に伴う換地処分により廃止することについて、議会の議決を求めるものであります。


続きまして、議案第37号から議案第41号までの平成30年度補正予算案についてご説明申し上げます。

 

議案第37号の平成30年度小松島市一般会計補正予算(第4号)につきましては、国民健康保険、介護保険、公共下水道事業の各特別会計等への繰出金に所要の補正を計上したほか、普通建設事業費、補助費等の必要不可欠な経費について、それぞれ補正をいたしております。

歳出のうち、普通建設事業については道路橋梁整備交付金事業費のほか、県営事業負担金等を計上し、積立金については地方財政法の規定に基づき、平成29年度の決算剰余金等を財政調整基金に積立するものであります。

 

これらによりまして、補正総額は5億1千909万8千円となり、当初からの累計は歳入歳出とも174億5千63万5千円となっております。


議案第38号の平成30年度小松島市競輪事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、諸支出金に所要の補正を行うものであります。


議案第39号の平成30年度小松島市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、保険給付費に所要の補正を行うものであります。


議案第40号の平成30年度小松島市介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、保険給付費に所要の補正を行うものであります。


議案第41号の平成30年度小松島市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、下水道建設事業費の財源振替を行うものであります。


続いて、報告9件についてご説明いたします。

 

報告第1号の平成30年度(平成29年度対象)教育委員会の点検・評価報告につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定により、議会に提出し、報告するものであります。


報告第2号の専決処分による損害賠償額の決定の報告につきましては、公用車運転中に発生した物損事故につきまして、その損害賠償の額を専決処分により決定いたしましたので、議会に報告するものであります。


報告第3号から報告第9号までの専決処分による損害賠償額の決定の報告につきましては、平成30年台風第21号の影響により、解体予定であった旧坂野中学校の屋上アスファルト防水が飛散したことにより、近隣の家屋・車両等に損傷を与えた物損事故につきまして、その損害賠償の額を専決処分により決定いたしましたので、議会に報告するものであります。


以上、本日提案いたしました議案及び報告につきまして、その概要を説明させていただきました。

 

よろしくご審議のうえ、原案どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。

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