こまつしま はもサイト

伝えたい
はも知識

漢字で鱧は、〝さかなへん〟に〝ゆたか〟と書きます。
味の良さはもちろん、栄養もたっぷり含んだ鱧について
皆さんに知ってほしいコトをご紹介します。

 

名産のこだわり

自然が生み出した最高の漁場

徳島県を代表する吉野川と那賀川。この2つの一級河川が紀伊水道に流れ込み、海水には豊富な栄養分が含まれていきます。そして、水深約60m前後のなだらかな砂泥質の海底は、より良質な鱧が育つ最高の漁場となっています。

金筋と肉厚が名産の証

美味しい鱧には『金色に輝く、綺麗な筋』が通る。それが小松島産の鱧の特徴です。そして、脂が乗り肉厚で風味も豊か。皮にはたっぷりのコラーゲンも含んでいます。小松島ブランド産品として高品質にもこだわっています。

 

匠の技を知る

美味しく食べるための最高技術

高級魚として有名な鱧ですが、その理由は“料理人の技術力”にあります。細かい骨が多数存在する鱧を美味しく食べるためには「骨切り」が必要です。骨切りとは、一寸(3.3cm)あたり24回包丁を入れ、骨を断ちながら皮と身の間で包丁を止める、技術を要する凄技なのです。

工夫を重ね、職人技を再現

そして、美味しい鱧の味を知ってほしい小松島市では、この骨切り作業を機械化することに成功しました。今では、繊細で絶妙な食感を持つ、高品質で新鮮な鱧の加工品を作ることが可能となり、一般の方々にも手軽に食べていただけるようになっています。

 

栄養と美の効能

夏バテ防止にも効く、鱧のチカラ

ビタミンA成分が豊富な鱧には、夏バテ防止や貧血予防の効果もあると言われています。皮にはコンドロイチンが多く含まれていて、 皮膚や軟骨の弾力を保つ効果にもつながります。

鱧には豊富なタンパク質が含まれていて、疲労回復効果や体力・免疫機能の向上が期待できます。またDHA(ドコサヘキサエン酸)も 多く、血中の悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪を減らす働きもあり、老若男女、誰にとっても健康食材といえます。

鱧は美肌を求める、女性の味方

鱧のようにカラダをくねらせながら泳ぐ魚の皮には、コンドロイチンやコラーゲンが多く含まれています。 なかでも鱧は純度の高いコラーゲンを持っていて、美容上の効果が高い食材として、多くの女性たちから注目されています。

鱧には乾燥肌を改善するドコサヘキサエン酸や、アンチエイジング効果が期待できるコンドロイチンやビタミンA、そして食品からは摂取しにくいと 言われているビタミンDも含まれています。コラーゲンと合わせると、女性を美しくするために生まれたような魚です。

 

歴史の系譜

小松島と鱧の美味しい関係

小松島産の鱧は昔から高い評価を受け、京都をはじめ大阪、神戸の関西圏へ多く流通してきました。京都の三大祭の祇園祭は、別名「鱧祭り」とも呼ばれ、その時期の祇園や京都の名店に並ぶ多くの鱧料理に、小松島産の鱧が使われています。

名産から文化、歴史へとつなぐ

小松島市では、2010年に鱧を「小松島市推奨の魚」に認定。毎年8月3日を「ハモの日」に制定し、全国に向けて鱧のPR活動を行っています。また、地産地消や食育活動にも力を入れており、市内の保育園や小学校・中学校などでも給食に鱧を取り入れています。

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