法律により音の大きさは、「緊急自動車の前方20メートルの位置で音量を測定して、90フォン以上120フォン以下であるサイレンを備えなければならない。」と定められています。
簡単にいうと火事などに出動するときサイレンを鳴らしますが、まわりによく聞こえて、みんなが分かるように大きくしているのです。
※よく救急車をよぶ119番を受けたときに、通報者から「サイレンを鳴らさないで来てほしい」といわれます。救急車は安全、迅速に患者を搬送するために緊急車に指定され、赤色灯、サイレンの吹鳴が義務づけられています。これらの義務をはたさなければ緊急車として認められないことをわかっていただきたいのです。救急隊としても、昨今の住宅事情また患者や家族に対する精神的負担も考え、誘導する家族などを確認すれば、早めにサイレンを止めるように心がけています。住民の方からの要望もわからないわけではありませんが、住民の方もよく認識していただき、スムーズな救急業務ができるようにご協力ください。