小松島市は、令和4年10月20日、「ごみ減量宣言」を行いました。
「ごみ減量宣言」とは、「3R(スリーアール)」といわれる、ごみの発生抑制(リデュース)、再利用(リユース)、再資源化(リサイクル)などを推進し、1人1日あたりのごみ排出量の削減を図り、環境負荷の少ない循環型社会の実現を目指すものです。
10月20日は、「ひとまわり(10)、ふたまわり(20)」の語呂合わせから、「リサイクルの日」とされており、この宣言の下、これから、さらにごみ減量に向けた取組を推進していきます。
ごみ減量が必要な理由
ごみ焼却施設
小松島市のごみ焼却施設は、昭和58年に焼却を始めています。
老朽化が進んでおり、維持費や整備費に高額な費用が掛かっています。
処理するごみの量を減らし、焼却施設の延命化に努める必要があります。
地球温暖化
地球温暖化が進行しています。
ごみを焼却する際には、二酸化炭素などの温室効果ガスが排出されます。
ごみを減らし、その焼却を減らすことにより、温室効果ガスを減らし、地球温暖化の進行を防ぐ必要があります。
その他
ごみの最終処分場(埋立地)の問題など、ごみを取り巻く様々な問題があります。
持続可能な社会を実現するため、ごみの減量は、かかせない課題となっています。
小松島市のごみの量
1人1日あたりのごみ排出量 (平成30年度実績)
小松島市 1,065g (徳島県平均 954g、全国平均 919g)
資源化率(リサイクル率) (平成30年度実績)
小松島市 13.4% (徳島県平均 16.6%、全国平均 19.9%)
小松島市の1人1日あたりのごみ排出量は、県平均、全国平均より多く、資源化率(リサイクル率)は、県平均や全国平均より低い値となっています。
また、小松島市の令和3年度の1人1日あたりのごみ排出量は、1,090gと増加しています。
ごみの量を減らすため、一人ひとりが取組をしていく必要があります。
これまでの市の主な取組について
生ごみ処理容器「キエーロ」の普及に向けた取組
令和3年度、生ごみ処理容器「キエーロ」の実践講習会と実証実験モニター事業を行いました。
令和4年度についても、耐久性についてのモニターを募集し、実験を行っているところであり、今後も普及に向けて取り組みます。
5R(ファイブアール)推進プロジェクトチームによる協議
令和4年度より、市の若手職員を中心としたプロジェクトチーム「5R(ファイブアール)※推進プロジェクトチーム」を設置し、ごみ減量に向け、具体的な取組について話し合っています。話し合った内容を、今後の取組に活かしていきます。
※「5R(ファイブアール)」とは、「3R(スリーアール)」に、「リフューズ(不要なものを買わない・作らない・受け取らない)」、「リペア(修理して永く使う)」を加えたものです。
今後の取組について
「ごみ減量宣言」の下、小松島市では、以下の取組を行います。
衣類の利活用
可燃ごみとして収集していた衣類の再利用、再資源化を推進するため、古着等衣類回収ボックスを設置し、衣類の利活用を推進し、ごみ減量化につなげます。
詳しくは、11月市広報誌やホームページ(11月掲載予定)をご覧ください。
紙類分別回収の徹底
可燃ごみに混ざっている資源化できる紙類(雑がみ)の分別回収を徹底することによる、ごみの減量化を推進します。
詳しくは、今後、広報誌やホームページ等に掲載します。
プラスチック製容器包装の分別回収の徹底
可燃ごみに混ざっているプラスチック製容器包装について、分別回収を徹底することによる、ごみの減量化を推進します。
詳しくは、今後、広報誌やホームページ等に掲載します。
生ごみの水切りの徹底
水分が約80%といわれる生ごみの水切りを徹底することによる、ごみの減量化を推進します。
詳しくは、今後、広報誌やホームページ等に掲載します。
その他
上記に限らず、ごみ減量に向けての具体的な取組内容について、広報誌やホームページなどで、随時周知します。
ご理解、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。