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令和5年第6回臨時会議 市長の議案説明

 

 議員各位におかれましては、師走を目前に控えた御多忙の時期にもかかわりませず、令和5年第6回臨時会議に御出席を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本臨時会議には、議案第91号、令和5年度小松島市一般会計補正予算(第7号)を提出させていただいております。

 この補正予算案では、急を要する歳入歳出予算の補正のほか、現在進めております小学校再編事業について、南小松島小学校敷地に建設予定の新小学校の設計・建設・工事監理・維持管理に要する予算として、期間を令和6年度から令和24年度までの19年間、限度額を約66億4千600万円とする債務負担行為の追加をお願いすることといたしております。

 御承知のとおり、小学校再編の背景として、本市では、クラス替えのできない1学年1学級の小学校が大半を占めており、このまま学校の小規模化が進んだ場合、教育条件、教育環境、学校運営等への様々な影響が懸念されることから、小学校規模の適正化をめざし、検討を進めてまいりました。

 私が市長に就任した令和2年度には、多くの市民の方々からの御意見を伺うため、小学校や就学前施設、市立体育館などで22回の意見聴取会を開催しました。
 令和3年度には、「小松島市立学校再編実施計画(案)」について市民の皆様に御理解いただけるよう各小学校に教育委員会と共に出向き、住民説明会を行ったところであります。
 この間、市民の皆様から様々な御意見をいただき、皆様の小学校への思いも、教育に対する思いも受け止めつつ、再編する学校は、子どもたちに充実した教育環境を提供すると共に、安全・安心で快適な学校生活を送ることのできる魅力ある学校にしなければならないと、心にしっかりと刻み込みました。
 令和4年度には、保護者、地域住民、教職員、有識者で組織する学校再編準備会議や専門部会を開催しました。議論を通じ、子どもたちが育つ学校には、様々な要素が関わりながらつながる教育環境が必要であるとの認識を共有し、「つながりにより子どもたちが育つ学校」づくりを、現在も進めているところであります。

 (仮称)新小松島小学校施設整備につきましては、所管の教育委員会より、これまでも逐次御説明させていただいておりますが、事業者のノウハウ等を生かした効果的な施設整備及び維持管理をめざし、これらを一体として発注するDBO方式により実施すべく、8月25日に実施方針を公表させていただきました。

 本市では初となる小学校の再編を、これも初となる事業手法により整備するものであり、建設資材や人件費の高騰など、施設整備を取り巻く状況には厳しい面も多々ありますが、小松島市が誇ることのできる魅力ある学校づくりを進めるため、未来を担う子どもたちの教育環境、施設整備を、市を挙げて進めてまいる所存であります。

 このほか、本補正予算案には、「ふるさと応援寄附金」、いわゆる「ふるさと納税」において、サイトのリニューアルや新規商品の開発等を実施する中で、昨年度に引き続き、堅調な伸びが見込まれることから、これに要する返礼品をはじめとする費用等に対し、当初予算における計上額を超える1億3千万円を歳入歳出予算に追加補正するものであります。
 これにより、一般会計における当初からの累計予算額は171億5千568万1千円となっております。

 以上、何卒御理解を賜り、よろしく御審議のうえ、御賛同賜りますようお願い申し上げます。

 

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