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令和元年6月定例会議 市長の議案説明

議員の皆様におかれましては、ご多忙中にもかかわりませず、令和元年小松島市議会6 月定例会議にご出席を賜り厚く御礼申し上げます。

議案等の説明に先立ち、本市の事業状況等の一端についてご報告させていただきます。

昨年7月より、小松島観光物産検討会を立ち上げ、市内関係事業者の皆様にもご参画いただき、今後の観光行政の基本方針を検討するとともに、総務省登録の「地域力創造アドバイザー」を講師に迎え、特産品開発講座を定期的に開催し、継続的に新商品づくりに取り組んできたところであります。

去る5月17日には、JA 東とくしま「みはらしの丘あいさい広場」にて、特産品開発講座の成果品第1弾といたしまして、みかんやちりめん等、地元産品を使用した4つの完成商品につき、マスコミや来場されたお客様を前にお披露目会を開催させていただきました。今後は、小松島を代表するお土産品としてPR してまいりますとともに、引き続き新たな商品開発に取り組んでまいります。

また、去る5月14日には、大型クルーズ客船「MSCスプレンディダ」が本市に初寄港し、その後も23日、6月1日と続けて寄港しました。乗船客に向けては、あいさい広場にて、小松島ならではのお土産等を集め、市内事業者の皆様にご参加いただき、「小松島ウェルカムマルシェ」などの催しを実施いたしました。8月以降にも大型客船の寄港が予定されておりますので、新たな催し等も検討してまいります。

さらに、6月1日には、JA 東とくしま、小松島漁業協同組合及び和田島漁業協同組合が連携して、あいさい広場のフードコート内に、小松島市を代表する「はも」や「ちりめん」等の海産品、中山間地域のお米や野菜を中心としたオール小松島の地元産品を使用した「小松島みなと食堂」がオープンの運びとなりました。前段申し上げた大型客船の寄港とも重なったことから、オープン当日は多くの方々にご来場いただき、好評を博したところであります。

観光物産検討会においても、小松島市の観光コンセプトとして、「食」が大きなテーマとして議論されており、「小松島みなと食堂」という産地PR 及び地産地消をテーマとした観光の目玉となる拠点ができましたことにつきましては、本市としても大きな期待を寄せております。

今後とも、地域に根差した特産品開発や観光資源の創出等、様々な側面から小松島市のPR を図ってまいります。


ふるさと応援寄附金についてであります。

ご承知のとおり、いわゆる「ふるさと納税」については、6月1日より制度改正が行われ、返礼品を地場産品に限る、募集経費総額を5割以下とする等の枠組みに従った自治体が、総務大臣から寄附金税額控除の指定を受けられる制度となっており、返礼品競争の鎮静化が予想されております。

本市では継続的な取り組みの結果として、昨年度は1千480万5千円という過去最も高い寄付金額となったところであり、本年度も新たな地場産品を掘り起こし、体験型サービスなども取り入れ、新制度においても寄付金額の維持・向上に努めてまいります。


それでは、本定例会議に提出いたしました議案及び報告案件につきまして、その概要をご説明いたします。

本定例会議には、予算議案2件、条例議案6件とその他の議案3件、専決処分等報告12件を提出いたしております。

議案第45号の令和元年度小松島市一般会計補正予算( 第1号) につきましては、歳入歳出とも9千463万2千円の追加補正であります。

歳出の主なものといたしましては、普通建設事業として、環境衛生センターの収集管理事務所整備に係る工事請負費及び監理業務委託料等について所要の補正を行っております。

その他といたしましては、物件費として、幼児教育・保育の無償化に対応するためのシステム改修や、繰出金として、低所得者の介護保険料の軽減措置に係る経費に所要の補正を行っております。

補正予算の財源といたしましては、特別交付税を一般財源の原資とし、特定財源といたしましては、事業関連経費の国・県支出金をはじめ、建物総合損害共済保険金等のほか、適債事業に係る地方債を計上いたしております。


議案第46号の令和元年度小松島市介護保険特別会計補正予算(第1号) につきましては、前段申し上げました介護保険低所得者保険料軽減措置への対応として、歳入のうち、保険料を減額し、同額を一般会計からの繰入金に追加する財源の振り替えを行うものであります。


議案第47号の小松島市事務手数料条例の一部を改正する条例につきましては、工業標準化法の一部が改正され、「日本工業規格」が「日本産業規格」に改められることに伴い、所要の改正を行うものであります。


議案第48号の小松島市火災予防条例の一部を改正する条例につきましては、特定小規模施設のうち住宅部分があるものにつき、住宅部分に特定小規模施設用自動火災報知設備を設置した場合には、住宅用防災警報器等の設置を免除する規定を追加する等の改正を行うものであります。


議案第49号の小松島市印鑑条例の一部を改正する条例につきましては、住民基本台帳法施行令等の改正に伴い、旧氏での印鑑登録、印鑑登録証明書への旧氏の併記を可能とする改正を行うものであります。


議案第50号の小松島市重度心身障害者等に対する医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例につきましては、所得税法等の一部を改正する等の法律の施行により「控除対象配偶者」が「同一生計配偶者」に改められたことにつき、所要の改正を行うとともに、文言の整理を行うものであります。


議案第51号の小松島市介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、所得段階が第1段階の介護保険料の軽減を強化するとともに、第2段階・第3段階においても保険料軽減を実施する改正を行うものであります。


議案第52号の小松島市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、布設工事監督者及び水道技術管理者の資格要件につき、専門職大学前期課程修了者を追加する等の改正を行うものであります。


議案第53号の徳島県市町村総合事務組合規約の変更につきましては、同組合を組織する地方公共団体の一つが解散したことから同団体を規約から削る旨の規約の変更に際し、関係団体の協議に必要となります議会の議決を求めるものであります。


議案第54号の訴えの提起につきましては、本市が貸し付けた住宅新築資金等貸付金に関して、徳島地方裁判所に主債務者を被告として貸金の返還を求める訴えを提起することについて、議会の議決を求めるものであります。


議案第55号の財産の取得につきましては、昨年度に引き続き、本市の小中学校におけるICT環境の整備を図るため、校務用コンピュータ等を購入することについて、議会の議決を求めるものであります。


報告第10号の専決処分の報告、小松島市市税賦課徴収条例等の一部を改正する条例につきましては、平成3 1年度税制改正に係る地方税法等の一部改正に伴い、住宅借入金等特別税額控除の対象期間を3年間延長する等の改正を、3月31日付で専決処分により行いましたので、議会に報告するものであります。


報告第11号の専決処分の報告、小松島市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、平成3 1年度税制改正に伴い、国民健康保険税の課税限度額の引き上げ等の改正を、3月31日付で専決処分により行いましたので、議会に報告するものであります。


報告第12号の専決処分の報告、平成30年度小松島市一般会計補正予算( 第5号) につきましては、歳入において、市債を340万円増額し、その同額を財政調整基金繰入金から減額する補正及び現年度分の執行額の確定に伴う、繰越明許費の補正を専決処分により行いましたので、報告するものであります。


報告第13 号の専決処分の報告、平成30年度小松島市競輪事業特別会計補正予算( 第4号)につきましては、現年度分の執行額の確定に伴う繰越明許費の補正を専決処分により行いましたので、報告するものであります。


報告第14 号の専決処分の報告、平成30年度小松島市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、現年度分の執行額の確定に伴う繰越明許費の補正を専決処分により行いましたので、報告するものであります。


報告第15号の平成30年度小松島市一般会計繰越明許費の繰越報告につきましては、事業費における翌年度繰越額が確定いたしましたので、報告するものであります。


報告第16号の平成30年度小松島市競輪事業特別会計繰越明許費の繰越報告及び報告第17号の平成30年度小松島市公共下水道事業特別会計繰越明許費の繰越報告につきましても、事業費における翌年度繰越額が確定いたしましたので、報告するものであります。


報告第18号の平成30年度小松島市水道事業会計予算の繰越報告につきましては、令和元年度に繰り越した平成30年度小松島市水道事業会計予算について繰越計算書の提出がありましたので、報告するものであります。


報告第19号の専決処分による損害賠償額の決定の報告につきましては、市道の陥没により発生した物損事故につきまして、損害賠償額を専決処分により決定いたしましたので、議会に報告するものであります。


報告第20号の専決処分による損害賠償額の決定の報告につきましては、公用車のドアの開閉に伴う接触事故につきまして、損害賠償額を専決処分により決定いたしましたので、議会に報告するものであります。


報告第21号の令和元年度小松島市土地開発公社事業計画に関する報告につきましては、小松島市土地開発公社の令和元年度の事業計画について地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。


以上、本日提案いたしました議案及び報告案件につきまして概要をご説明いたしました。よろしくご審議のうえ、原案どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。

 

 

 

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