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2023(令和5)年度 第3回人権教育学級について

  11月10日(金)、グリーフパートナー歩み代表の本郷由美子(ほんごう・ゆみこ)さんをお招きし、「いのちの重さを見つめ続けてきた22年 ~愛(かな)しみと共に生きて~」という演題でお話をうかがいました。大事なお子さんを事件で亡くされた経験にもふれながら、犯罪被害者を支えるためには行政の支援だけではなく、周りの人の犯罪被害者に対する理解が必要であることを教えていただきました。グリーフとは、喪失をしたときに生じる複雑な情緒的感情でのことで、大事な人を失ったり、大きな挫折を味わったりすることは、誰もが経験をすることです。悲嘆をサポートすることがグリーフケアで、そのように支えてくれる人の存在によって、犯罪被害者もその後の人生に大きな違いがでてくることがわかり、その重要性を感じました。参加者からは、「被害者とその家族が悲しむ間もなく、社会に気をつかいながら生きているのは違う気がしました。」「自分が今生きていることがどれだけすばらしいか深く考えることができました。」といった感想が聞かれました。今回で今年度の人権教育学級は終了となります。また来年度も企画しますので、人権が大切にされる小松島市の実現に向けて、みんなで学びを深めていきましょう。

 

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